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マダムの部屋 「クリスマス帰国」 「Have a nice Christmas and happy new year !」 と海外の選手と挨拶をし、ドイツを後にした。 クリスマスが一年の一大イベントである欧米は、街の様子も違う。 街にはクリスマスマーケットが立ち並び、人々は週末になると、プレゼントを買いに行くらしい。 「帰ったらプレゼント買わなきゃ」 とか話す選手も多く、何となく浮き浮きしていた。 まあ、私は長野に帰っても、潤いあふれる生活が待っているわけでもないから、このまま、 ヨーロッパでぶらぶら過ごしてもいいくらいの気分だったが、そうもいかないので、帰国したさ。 12月21日。10月30日の出国以来、長野の自宅に戻るのはなんと53日ぶりである。 私を待ち受けたのはなんと、大雪でした。その前日に、長野は35pの大雪が降ったとかで、友達からは、 「大変なことになっている」との連絡があった。帰った直後にお出かけの予定があり、車に乗りたかったのだが、 「あなたの車は雪に埋もれていて、脱出不可能だよ」 とあっさり一蹴された。出かける必要はあったので、仕方なし、知人から車を拝借。 自宅に戻ったのは0時前だったが、確かに雪に埋もれていた。うちの中は寒かった・・・ そして、翌日、雪かきから始まった。 私はあまりうちで過ごさないクセに、十分なスペースがほしかったため、一人で平屋に住んでいる。 駐車場件庭には車が2台は停まるスペースはある。(周囲のうちは家族ばかり)そのため、管理が必要なのだ。 車の周囲と、玄関先を40分にわたり、整理した。快晴だったので、心地よい運動となったけど。 それにしても、おうちを構えるって、並々ならない苦労があるなあと、最近感じている。 一人でぜーんぶまかなおうと思うと、とても大変。水道、ガス、電気の管理等、友達にだいぶ助けてもらっている。 最近、ものをしまった場所とかも忘れちゃうのだよね。 今さらながらに家庭の主婦のすごさに脱帽である。 これまで、私はかなり適当に住んできたけど、最近、適当すぎた自分が嫌になってきた。 うちも引っ越したことだし、何となく、きちんと住みたいじゃんと、思うようになった。 遠征先はそうは言っても荷物が少ないし、ホテルはベッドメーキングしてくれるし、食事も出てくるからかなり楽。 でも、自分ですべてをやろうとすると、結構労力が要ると、こんな時に痛感する。 スポーツ選手で、お母さんとかがつきっきりで選手の身の回りのことを全部やるパターンは少なくない。 また、男子選手は早く結婚するとかとも言われているが、わかる気がする。 まあ、あと、ちゃんと仕事をするために、家庭を早く持つ男もいるが、 (もちろん今は状況は変わってきているが)住まいの充実って、どんな人でもパフォーマンスに影響するからね。 何となく、長い遠征から帰って、暗くて寒いうちに戻るのは、むなしいような気もする。 お母さんとか彼氏が、おうちを温めて、ご飯つくって「おかえりー」と待っていてくれたなら、 まあ、楽だしいいだろうな、と毎年ながら思うんだけど(甘いかしら・・・)、人に振り回されない、 気ままな一人暮らしは捨てがたいのよね。 さらに、宅急便ですごい量の荷物が届き、その整理と大洗濯はさらに翌日行った。 ようやく、おうちの中も少し整い、きょうは練習に出かけました。 <愛猫ハチ>
(2003.12.25) |
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