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マダムの部屋
ちょっとちらかってるけど、気にしないでゆっくりしてって!

マダムの部屋-18-
「知らなかったよー」

今日、午前中、カルガリー大学内のトレーニングルームに出かけた。
W杯が近づいてきているため、ほかの国の選手にもぽつぽつ会うのだが、本日はイギリスのKristanがいた。 彼はスケルトンの外国人選手の中でも、いい友達の1人なのだが、 Kristanが私の着ていたTシャツのプリントのロゴを指して、こう言った。

「Eiko その意味分かってる?」 Do you know this meaning?

今日、私が着ていたのはカルガリーのビッグなショッピングモール内にある アメリカンスタイルの店で購入したTシャツで、胸には
「Alaska is for players」のロゴに大きなハートマークがとてもかわいかったから、買ったのだ。

「イングランドでは、悪い意味じゃないけど、多分、カナダやアメリカでは、 『男を待ってるぜ』って言うような意味だと思うよ」
「えーー、そうなのーー」 I don’t know!
「多分ね・・・」 Maybe, maybe…

知らぬが仏というものか。一枚千円以下で、ちょっとかわいいから、色違いで2枚も買ってしまった。 かわいいな、かわいいな、と思って、着るときはうきうきしていたのになー。

実はこういうケース、初めてじゃないの。
日本でもアメリカンモードの店で、似たようなポップでちょっと斬新なロゴ入りのTシャツなどを 買うことが多くなり、夏にカルガリーに来たときにも、別のカナダ人の友人に言われたことがあった。

そこには「Little miss drama」と書いてあった。
「ちっちゃい女の子のドラマ?ちょっと寂しい物語?!」
どういう意味だか、よくわからなかったので、まあいいや、と雰囲気で選んでいただけなのだけど。
意味を尋ねると、「見て見て!私を見て!」なんだってさ。

ほかに持っているTシャツのロゴは、
「Miss Bitch」(?)
「Sunshine makes me high」
等々。いずれも一種のスラング?多分そうだね。
気分よく着ていたけど、外国で着ていると、街行く人を苦笑させていたのだろうか。

だいぶ前にもちょっと書いたように、スケルトンを始めてから私のファッションはかなり変わった。 昔は、スーツにコート、パンツスタイルのマニッシュなイタリアンモードを好み、 サングラスなどで山(スパイラル)へ取材に出かけていたので、 「マダム」などという名前をいただいたのだが。
ハタチのころから、モットーは「目指せエレガント!」なのに、どうやら、逆行しているらしい・・・
(2003.11.23)


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