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マダムの部屋 「知らなかったよー」 今日、午前中、カルガリー大学内のトレーニングルームに出かけた。 W杯が近づいてきているため、ほかの国の選手にもぽつぽつ会うのだが、本日はイギリスのKristanがいた。 彼はスケルトンの外国人選手の中でも、いい友達の1人なのだが、 Kristanが私の着ていたTシャツのプリントのロゴを指して、こう言った。 「Eiko その意味分かってる?」 Do you know this meaning? 今日、私が着ていたのはカルガリーのビッグなショッピングモール内にある アメリカンスタイルの店で購入したTシャツで、胸には 「Alaska is for players」のロゴに大きなハートマークがとてもかわいかったから、買ったのだ。 「イングランドでは、悪い意味じゃないけど、多分、カナダやアメリカでは、 『男を待ってるぜ』って言うような意味だと思うよ」 「えーー、そうなのーー」 I don’t know! 「多分ね・・・」 Maybe, maybe… 知らぬが仏というものか。一枚千円以下で、ちょっとかわいいから、色違いで2枚も買ってしまった。 かわいいな、かわいいな、と思って、着るときはうきうきしていたのになー。 実はこういうケース、初めてじゃないの。 日本でもアメリカンモードの店で、似たようなポップでちょっと斬新なロゴ入りのTシャツなどを 買うことが多くなり、夏にカルガリーに来たときにも、別のカナダ人の友人に言われたことがあった。 そこには「Little miss drama」と書いてあった。 「ちっちゃい女の子のドラマ?ちょっと寂しい物語?!」 どういう意味だか、よくわからなかったので、まあいいや、と雰囲気で選んでいただけなのだけど。 意味を尋ねると、「見て見て!私を見て!」なんだってさ。 ほかに持っているTシャツのロゴは、 「Miss Bitch」(?) 「Sunshine makes me high」 等々。いずれも一種のスラング?多分そうだね。 気分よく着ていたけど、外国で着ていると、街行く人を苦笑させていたのだろうか。 だいぶ前にもちょっと書いたように、スケルトンを始めてから私のファッションはかなり変わった。 昔は、スーツにコート、パンツスタイルのマニッシュなイタリアンモードを好み、 サングラスなどで山(スパイラル)へ取材に出かけていたので、 「マダム」などという名前をいただいたのだが。 ハタチのころから、モットーは「目指せエレガント!」なのに、どうやら、逆行しているらしい・・・ (2003.11.23) |
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