フィニッシュ付近


スタートエリアも工事中


タイム表示板も仮設!
(後ろの足場は男子リュージュスタート=鉄骨むき出し)

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B日記 2005年1月14日 line

●トリノ その2 〜粉塵〜

ホテルのフロントで入念に道を教えてもらい、
「ハイウェイまで道は真っ直ぐだから大丈夫」
との言葉を胸に出発。
しかーし、その言葉も3分足らずで裏切られ…。
「いきなり迂回だぁ」

相変わらずちょっと違う地図に惑わされつつも車はトリノ市街を抜けてハイウェイA32へ。 どういう訳か、郊外に行くほど道路の方面標識は増えて快適なドライブになっていく!

コースのあるCesana(チェッザーナ)はフランス国境に近い町。
さすがは本場アルプス山脈。長野の北アルプスよりもゴツイし厚い。
3000m級の岩肌険しい山々の間を縫って道は先へと続いていきます。

予定通り2時間余りで、先に現地入りしているナショナルチームの宿泊地San Sicario(サンシカリオ)スキー場へ到着。
村田コーチと再会を果たし(見知らぬ土地で知った顔に会うととても嬉しい)、いざコースへ出動!

会場は工事真っ只中で、トラックや重機があちこちで激しい音を出していました。
搬送路はもちろんコース脇の道も未舗装で足場も組まれたまま。
折からの晴天で車が通る度に土埃が舞い上がり、コース全体が茶色い霧に覆われたよう。
滑走の終わった選手も搬送トラックの中で粉塵を吸わないように、ジャケットに顔を深く埋めていました。

そういえばソルトレークも五輪14ヶ月前でトイレもスタートハウスも仮設だったし、 日本以外の国ってのんびりしてるのかなぁ。

10:00になり、日本チームの滑走トレーニング開始。
私の任務の一つはビデオ撮影。
選手が自分の滑りをチェックするのに使うのはもちろん、後で行う画像解析のデータとなります。
コース縁の狭い足場で2時間立っていると、晴天とはいえサスガに足先がちべたい。
明日は靴にもカイロを入れよう。

つづく



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