Cesanaの町


山深いThures

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B日記 2005年1月14日 line

●トリノ その3 〜放浪〜

諸事情あって艸川さんと私の宿泊先は現地調達。
滑走練習が午前中で終わり、午後はホテル探し。

初めにナショナルチームも宿泊しているSan Sicarioスキー場エリア(長野でいう飯綱リゾートかな?) をあたるも、ことごとく全滅。
コースから一番近い立地だけあってソリ関係者でほぼ満杯。
「Cesanaへ行け」と言うアドバイスに従って山を降りることに。

まずは周辺の情報収集をと、途中のSan Sicarioの集落(=飯綱高原)のスポーツ用品店に立ち寄り、 「この辺りにホテルはありませんか?」と尋ねてみました。 すると店主のお兄さんが、「知り合いに聞いてあげるよ」と電話であたってくれたのです! 同じホテルでの6連泊は無理だったけれど、前後半の2ヶ所を紹介してくれて大感謝!
以前、San Sicarioへスキー留学に来ていた日本人がいて、日本には馴染みがあったそう。 せめてものお礼にスケルトンの五輪ピンバッチを買い占めました(といっても4個)。

初めに後半に泊まることになるCesana(=浅川)のプチホテルStefanoに確認へ。 しかーし、オーナーには「部屋は無い」とあしらわれ…(しかも英語は全く通じない)。 それでもベットを確保するために引き下がれない!
旅行用イタリア語本の文章を指差したり筆談したりの必死の交渉。
ようやくSan Sicarioのスポーツ店主と息子さんが友人であったことが結びつき、息子さんに連絡。 事態は収拾したのでした。。。

これで安心して今日の宿に行けると、CesanaからThuresの町へ出発。
スキー客の行き交うBussonの町を抜け、軍事施設(!)を過ぎ、標識に従って進んでいくと…。 そこは渓流の脇をつづら折りに登っていく山道。「落ちたら死ぬな」という道をUターンも出来ずに 登って行った先に、崖に引っかかるようにたたずむ集落発見。
ペンションのオーナーMattiaさんは笑顔で出迎えてくれたけど、一日に何往復もすること(夜間あり)、 凍結の危険を考えて(車もマーチだし)泣く泣く断ることに。 景観はバツグンだったし、たくさんの犬が放し飼いになったユニークな宿で面白そうだったんだけど。

ゆるみかけていた気合を戻して再度Cesanaへ。
五輪案内所でホテルの位置を教えてもらいアタックするも全滅。
通りがかりに見つけたホテルへも飛び込んだけど全然ダメ。
スキー最盛期に加えて、スケルトン・男女ボブスレーW杯の開催で一帯のホテルはパンク状態らしい。
最後のホテルでようやく今日明日は空きがあるとのこと。
しかーしツイン1部屋のみ。
「夫婦じゃないし2部屋でないと困る」と言うと、
「何か問題があるのか?日本人にとっては重要なの?」と聞かれた。文化の差なのだろう。
「すごーく重要」と答えると、何やら相談をし始め、奥から鍵が出されてきて、最終的に2部屋用意してくれた!

とにもかくにも安住の地を確保(明後日のことはまた考えよう)。
昨夜に引き続きヘロヘロ状態でホテルにチェックインしたのは16:30。
20:00からはナショナルチームとのミーティング。
それまでにリザルト解析をしなくては…。

つづく



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