善光寺表参道


27日18:00〜22:00
下絵に従って石をセッティング


28日7:30〜12:00
花もぎり(城山小学校)


28日13:00〜19:00
花びらのセッティング


イタリア人スタッフによる最終チェック

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B日記 2003年4月28日 line

●インフィオラータ

昨年に引き続き2回目の開催となった
"インフィオラータ in NAGANO"
善光寺表参道が花の絨毯で彩られます。

"INFIORATA"とはイタリア語で「花を敷く」という意味。
元々は古代ローマ時代、皇帝への敬愛を表現した春の行事だとか。

このイベントに私もボランティアとして参加しました。

イベント自体は4月29日と30日開催なのですが、準備はその2日前から。

まずは、下絵の描かれた大きな布が道路に敷かれ、 その上に持ちの良い木曽ヒノキの葉(緑色)や樹皮(茶色)、白黒の小石を 隙間無く、下地が見えないように敷き詰めていきます。(去年より模様が複雑っ!)

その厚みは2cmと指定され、イタリア人スタッフの厳しい見回りチェックが入ります。
もうじき5月とはいえ夜の気温は10℃程。肌寒い中での作業でしたが、予定の23:30よりは早く作業が終了。

翌日は早朝から、チューリップの花もぎり。
1分あたり6本ペースのノルマで花びらを1枚1枚バラしていきます。
(決して途中で裂いてはいけない。オシベも混ぜてはいけないのだ。)

会場となった善光寺近くの小学校の体育館には、更埴市や新潟県で刈り取られたチューリップの 入ったコンテナがずらりと並べられて圧巻。(ボランティア総勢160人分)
1人1畳位のスペースでひたすら花もぎり。
私も全部で1000本はもいだでしょうか。
だんだんと目の焦点も合わなくなり…。
「あゝ野麦峠」。

そして、いよいよ花びらのセッティング!
白いキャンバスがどんどんカラフルになっていきます。

ここでも花びらの厚さは5cmと指定。
表裏や向きまであったりして、コマカイ〜。

敷き詰めていく順番も考えないと、逃げ場が無くなって大変なコトに。 パズルのような思考も必要です。

花びらが風で飛ばされないよう、ボンドを上から散布しながら仕上げて行きます。
(ボンドは松脂成分で、インフィオラータ終了後花びらごと肥料になるそう)

11チームで分担した区画が見事合わさって完成!!!

1人1人は小さな力でも、集まればこんなに大きなことが出来るなんて!
無心に花びらを敷き詰めるのも、童心に戻るというか面白かったです。

130mにわたる花の絨毯はダイナミックさと繊細さを併せ持つアートでした。
2日間の短い生命ですが(生モノなので)一見の価値アリ。
ヒノキの爽やかな香りやチューリップのほのかな甘い香りも漂いマス。

しっかし、腰が痛い…。膝も…。
普段のトレーニングが足らん?!



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